絵本読み聞かせ~効果やねらい・コツは?気をつけることは?~【東大生母・助産師執筆】
「絵本の読み聞かせがいいらしい」って聞いたことないですか?でも、実際始めようと思ったら「いつから?」「時間帯は?」「注意点は?」など、いっぱい疑問点が出てきますよね。この記事で読み聞かせの疑問解消します。
私の子どもは現役で東大に入りましたが、子どもが小学生の頃から〝読み聞かせの効果すごいな!”と感じていました。そんなエピソードも交えながら、今回は『絵本読み聞かせ』についてお伝えします。
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目次
そもそも「読み聞かせ」とは
読み手の人が、子どもたちに本や絵本を読んで聞かせることをいい、「読み語り」「読み合い」とも言い、1960年代の教育運動から盛んになった活動で、家庭のほか、図書館・学校・保育現場・子育て支援センターなどで実施されています。
絵本の絵を見せながら読んで聞かせるのが一般的ですが、ただ単に物語りを読んで聞かせることもあります。子どもが本と出会うきっかけとなり、本と子どもを結ぶ重要な手段と言われています。
「読み聞かせ」の効果・メリットは?
一般的に与えるといわれる効果
読み聞かせ自体がコミュニケーションになり、発想力や語彙力を伸ばすことで脳発達を促します。
そして、大人になっても重要なのが「話す力」や「聞く力」また「表現する力」ですが、それらの力を高めるきっかけが出来上がっていきます。
では、読み聞かせで得られる効果・メリットを1つずつみていきましょう。
語彙力(言葉の数)が増える
普段、家族や友達と交わす会話は500種類ほどに限定された単語を組み合わせて会話は成り立っています。「食べる」「寝る」「行く」などシンプルな単語を【生活語】といい、生活語だけで会話を続けると新しい言葉との出会いは限られます。
絵本では、普段会話で使わない言葉がたくさんあり、家や友達との間で話さないような言葉を絵本から習得でき、言葉のボキャブラリーが増えます。
言葉を目と耳で理解し豊富な語彙力を身につけることで、読解力も高め、「話す力」「聞く力」「表現する力」を養い、コミュニケーション能力が向上されます。
豊かな感性と想像力が育つ
単純な繰り返しのストーリーや起承転結がはっきりしたストーリーなど様々な種類の絵本に触れるなかで、絵本の情報から様々な想像をしたり考えたりすることで、脳の働きが活発になり豊かな感性と想像力が育ちます。
豊かな感性と想像力は、相手の気持ちが想像しやすくなり、思いやりをもって人と接することができるようになるでしょう。創造的な思考も発達し、問題解決能力や創造性も伸びます。
集中力が高まる
読み聞かせが習慣化し絵本を見るようになると、絵本のお話が進んでいくなかで「次はどうなるのかな」「○○するのかな」と自然と絵本の世界に引き込まれて、絵本の世界に集中するようになります。
はじめは短い絵本から徐々に長い絵本にも興味を持つことで、集中できる時間も伸ばしていけるようになります。
コミュニケーションで心が豊かになる
読み聞かせの時間自体が、大切なコミュニケーションの時間となります。片手間ではなく、しっかり読み聞かせを行うことで、子どもはその時間自体に愛情を感じる時間となるでしょう。
愛情を受けて心が豊かになるということは、情緒の安定や自己肯定感の高まりにつながります。
読解力と学力の向上
本を読むということは世界を広げ、情操教育になります。小さい頃からの読み聞かせは、読書への興味が30%向上するといわれます。
言語能力が向上することで、国語・算数・数学の平均正答率があがり、学校の授業の楽しさも20%高くなると文科省の調べで結果がでています。
医学的にわかっている効果
子どもの変化
言語発達の促進、言葉の数が増え、聞く力があがるだけでなく、読書量の増加・学力向上・自律神経の安定化などが分かっています。
また読み聞かせにより、感情や情動に関わる大脳辺縁系の一部が活動的になることで、読み聞かせをしてもらっているときの子どもの脳はリラックスした状態となり、人間の喜怒哀楽といった情緒をコントロールする大脳辺縁系を発達させ、情緒豊かな人に育つことが期待されています。
さらに読み聞かせの効果は、誰が読み聞かせても一律ではなく、母親に読み聞かせしてもらっている時が、一番子どもの集中力が高く、ポジティブな表情を見せる頻度も高く、脳の状態が一番安定していて、良好な脳の発達が期待されるそうです。
親の変化
本を読む親にも好影響と分かっています。
読み聞かせの時間が多いほど、母親の子育てに関するストレスは低くなると言われています。特に、子どもがいうことを聞かないために嫌な気持ちになるといったストレスが減ると分かってきています。子どもの気持ちや行動が落ち着いてきていることが、母親のストレスを減らしていると言えるのではないでしょうか?
読み聞かせ、いつから始める?
妊娠中から胎教として始めている方もおられます。我が家は生まれたらすぐから始めようと思っていましたが、生後1ヵ月になったときから始めました。
いつから始めても構いませんが、早い時期から始めるとよいと言われています。今、3歳とか5歳とかなら今日からでも始めましょう。
米国小児学会では、生後のできるだけ早い時期から読み聞かせを行うことを推奨するガイドラインを発表。興味がないように見える乳児でも、読書から恩恵が得られるとしています。
読み聞かせの「コツ」と「気を付けること」
読み聞かせを毎日継続することは大変ですが〝習慣化”していくことが大切です。習慣化しても、義務的にイライラしながら続けていては逆効果なこともあるので、読み聞かせを行う際の気を付けたい注意点やコツをみていきましょう。
親も子も楽しく参加
子どもの様々な能力の成長や親子関係の絆のためにも、非常に効果の大きい読み聞かせですが、『教育的な成長のため』『毎日読み聞かせすると決めた義務感から』など親も子もプレッシャーを感じる強制で行う読み聞かせは基本やめましょう。
子どもが楽しく読み聞かせに参加することで初めて読み聞かせの効果というものが得られます。
そして読み聞かせをする大人ほうもイライラしながら読んでいては、子どもは本を読んでもらっている文章よりも、そのイライラをくみ取ります。子どもって賢いんです。声のトーン、息遣い、読み方など様々な要素から内容を理解します。義務感だけで読んでも子どもは楽しめません。
大人も『よしっ!今、読んであげよう!』という気持ちになって、絵本に集中して一緒に楽しみましょう!
ポイントは『一緒に楽しむ時間』にすること。これが一番大事!
子どものペースでOK
大人としては最初から順番に読んでいきたいものですが、まだ年齢が低いうちは読んでる途中でページをめくろうとしたり、いっぱいめくって『ここ!』と指をさしてきたりすることもあります。
年齢が小さいほど注意力・集中力も短いので、子どもがページをめくろうとした時などは、無理に制止したりせず、そっちのページに移り、そのページを読んでみたり、子どもの興味があるページをみていきましょう。
子どものその時の気分などにもよって、読んでいる話をじ~っと聞いているときもあれば、「あぁ」と指さしてから次のページに移りまた「あぁ」「うぅ」と指さして…などという日もあります。
そのときには〝今日は絵を見たい気分なのかな~”と子どもが指さしたものに対して「お魚だね~」とか「あれ?さっきのお魚は青かったのに、これ赤いね?さっきも赤だった?」とか何らかの声掛けをしていくようにし、一緒に楽しみます。
前から順番にしっかり文章を読み聞かせるだけが読み聞かせではなく、一緒の絵を楽しむだけの日があってもよい!その際は「うん」「すごいね」だけでなく、絵を見ながらたくさん言葉のシャワーを浴びせてあげるのがポイント!
集中力を育てるために
テレビなどは消しましょう。絵本の途中でテレビのCMなどが気になってしまうこともあります。絵本のときには集中できる環境を整えましょう。
絵本を見る時間は年齢によりますが、乳幼児の頃は長くても5~10分程度です。その間は大人もスマホはちょっと隣の部屋にでも置いておきましょう!(これ意外と大事です!子どもが赤ちゃんでもね)
読むタイミング
私が子どもに本を読むタイミングとして決めていたのは、「寝る前」+「子どもが読んでほしい」と言ったとき、この2つです。
絵本や本は、子どもの世界をどんどん広げることができるものだと思っているので、「読んでほしい」と言ったときには「今ムリ」と断ることなく読もうと決めていました。子どもが興味を持っているときが、やはり一番吸収する時なので。
ただキッチンで揚げ物をしている時などでも子どもは気にせず本を持って来たりします。
そんなときには、「今ごはん作ってるから一段落したら読むよ!」と時計のところへ行き「この6のところにある長い針が8になったら読めるからね」と説明していました。長い針が8まで行ってしまったときには、思いのほか揚げ物が終わってなかったりしても、そのときには揚げ物はやめて「おまたせ!」と本を読み始めました。
これを続けた結果よかったと思うのは、
- 1歳半でも時計と数字がなんとなくわかるようになった
- 『待つ』ということができるようになる
- 言った時間には本を読むことで『約束を守る』ということがわかるようになる
- 約束を守ることで、親を信頼する
子どもが読んでほしいタイミングがベスト!あとは習慣化のために「お風呂上り」や「寝る前」など決まったタイミング
読み聞かせで、やめといたほうがいいこと
子どもも大人も楽しく読むのが基本です。親としては得られる効果を最大限にしたいので、教育的にも効果がありそうな本を読んであげたいかもしれませんが、以下のことには気をつけましょう!
- 子どもが読みたいと選んだ本は却下して、大人が選んだ本を読み聞かせする
- 大人が出した答えを押し付けて教える
- 子どもに感想を求めたり、感想を否定して矯正する
強制は、子どもの感受性や発想力を低下させてしまいます。読み聞かせの効果を最大限にするためにも、読み聞かせ時間を楽しい時間として過ごせるようにしましょう。
本の選び方に迷うとき
絵本を選ぶときには、年齢を考慮しましょう。子どもの興味をひく本を選ぶことで、読み聞かせ時間が楽しくなります。
どのような絵本がよいか分からない、中を見たいという場合は『絵本なび』というサイトがおすすめです。
絵本ナビサイトって?
年齢別おすすめ絵本
0歳
視力が弱いので、原色で描かれた絵本が見やすいのと、たくさんの色を見ることで脳に刺激を与え発達させます。絵が大きめなシンプル絵本、短い言葉や感情や音の表現に重点を置いた本がおすすめです。
ストーリーは理解できなくても、読み聞かせによって言葉のシャワーを浴び、どんどん言葉が蓄積されていきます。理解できないから読んであげないのではなく、どんどん読んであげましょう!
0歳おすすめ絵本
これら0歳におすすめ絵本は、0歳の赤ちゃんとの親子の絆を深めながら、感覚や認知能力の発達をサポートします。ぜひ、一緒に楽しんでみてください。
【1】
【おおきなくりのきのしたで】
色鮮やかな絵とシンプルな文章で、赤ちゃんの視覚と聴覚を刺激します。触り心地の良いページも魅力的!
※amazonのkindle版は2024年1月時点で無料です!
【2】
【いないいないばああそび】
手遊びとしても楽しめて、表情豊かなキャラクターが登場する本。赤ちゃんとの親子の触れ合いが促進されます。ギフトとしても選ばれる絵本上位です。
【3】
【だっこむぎゅー】
人間・クマ・コアラ・猫など様々な赤ちゃんがだっこをねだり、親と子が笑顔・ハッピーになれる絵本。優しい動物たちの絵と読み聞かせにピッタリなリズムも心地よい本。
【4】
【しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)】
手で触れながら楽しめる立体感ある絵本。触り心地や音のでるページが多く、五感を刺激します。
1歳
絵や仕掛けで楽しめる本にも興味を持ちやすく、食べ物・動物など身近なものが描かれた本もおすすめです。ただ、まだまだ集中力・注意力が続かずに途中でページをめくってしまったり、力加減が分からず破いてしまったりすることもあります。
子どもの成長に合わせて、無理なく楽しみましょう。
1歳におすすめの絵本
これらの1歳におすすめの絵本は、1歳のお子さんの好奇心や言葉の発達をサポートし、楽しい絵本の時間を過ごしながら、学びの時間ともなります。
【1】
【だるまさんが】
次はどうなるのかなと、わくわく楽しみながら見て、読んで楽しめるだるまさんシリーズの第1弾です。何度でも楽しめる絵本です。
【2】
【でんしゃでいこう】
簡単な文章とカラフルな絵で、交通手段を楽しく学べる絵本。めくる度に新しい発見があります。
【3】
【はらぺこあおむし】
数や曜日の認識を織り込み、穴あきのしかけを凝らした斬新な絵本で遊びながら学べ、美しいイラスト・しかけに五感が刺激されます。
【4】
【やさいさん】
葉っぱなどもリアルに描かれているので野菜を覚えることができたり、この絵本のおかげで野菜が食べれるようになったとの声も。シンプルなしかけ絵本で、野菜が「すっぽーん」と豪快に抜け楽しむことができます。
2歳
主人公に感情移入できる絵本も取り入れていきましょう。ストーリーも楽しめるようになってきます。ゆっくり焦らず楽しみましょう。
2歳におすすめの絵本
2歳になると、ますます好奇心旺盛で自分で物事を理解しようとする時期になります。日常の中で様々な経験を通じて学ぶのに役立つ本を選びました。一緒に読んで、想像力や言葉の発達を促進しましょう。
【1】
【くまのがっこう】
くまのキャラクターたちが織り成す日常のなかで様々な経験を通じて学ぶのに役立ちます。基本的な生活習慣や友情を学びながら楽しめる絵本です。シリーズになっています。
【2】
【ぐりとぐら】
幅広い年齢層に楽しまれる絵本ですが、2歳児にとっては特に愉快で優しい雰囲気が心地いい絵本。楽しさと学びのバランスがよく詰まった素敵な冒険で、可愛らしい友情が心に温かい印象を残します。
【3】
【ぼうしとったら】
シンプルなストーリーと優れた絵で服の概念や礼儀を学び、視覚的な発達も促進されます。
【4】
【ぜったいにおしちゃダメ?】
楽しく規則を学べる絵本で、鮮やかな絵柄から注意深さが育ち、主人公の行動を通じてルールも理解。集中力が向上し、やさしい口調が言葉の理解も促進させます。
3歳
子供によっては小学生向けの絵本を読む子もいるくらいストーリーが楽しめるようになってきます。個人差があるので、様々な絵本を取り入れ、興味を持つ本を見ていきましょう。
3歳におすすめの絵本
3歳はますます独自の好奇心や興味を持ち始め、学びのステップが一段と進んでいく時期です。感情や社会性を理解するのに役立ち、同時に好奇心を満たす楽しい冒険を提供する絵本を選びました。ぜひ、一緒に楽しんでください。
【1】
【パンどろぼう】
子どもの好奇心をくすぐる不思議で楽しいキャラクターで、楽しみながら子どもたちに多くの価値ある経験を提供。愛されるキャラクターと面白い冒険から、成長と学びを得られます。
【2】
【おうさまがかえってくる100びょうまえ!】
主人公の冒険がワクワクでき、数の概念や待つ楽しさも学ぶことができます。期待と時間の関連性が理解され、子どもの心に魅力が残る物語です。
【3】
【ぐるんぱのようちえん】
多彩な学びと楽しさがもたらされる絵本。社交性と基本的な学びが楽しく提供され、友達との交流で感情や協力を理解し、日常の冒険から成長が促進されるでしょう。
【4】
【みんなうんち】
ユニークで笑える絵本でありながら、身体の機能を優しく教えてくれます。自然な過程に理解を促進。身体の健康に対するポジティブな態度を育める絵本です。
4・5歳
登場人物に感情移入できるような長い複雑なストーリーも少しずつ取り入れていきましょう。知識も豊富になり、理解力・発想力も強くなります。
4・5歳におすすめの絵本
4・5歳は好奇心旺盛でありながら、知識を深める年齢です。感情表現や社会性を発展させるのに役立つだけでなく、知識の拡充や想像力の向上にも寄与できる絵本を選びました。一緒に読みながら、楽しさと学びを共有してください。
【1】
【10かいだてのまほうつかいのおしろ】
楽しい冒険をしながら、高い視覚刺激が得られる絵本で、階層構造で数や順序を学び、キャラクターの活躍が想像力を駆り立てる絵本です。
【2】
【おやすみはたらくくるまたち】
働く喜びや休息の大切さを伝えながら、寝る前の準備やルーティンを楽しく学ぶことができます。
【3】
【1日10分でちずをおぼえる絵本】
色鮮やかな図で視覚的理解を促進させ、地理の基礎を楽しく学べます。場所の関連性や基礎的な地理概念が身につけられます。
【4】
【きょうりゅうオーディション】
絵本の楽しさで想像力や表現力が拡げられ、友情や協力が学べます。独自のアイデアとクリエイティブな冒険が子どもの成長を促進します。
同じ絵本ばっかり読みたがるけど大丈夫?
子どもに読み聞かせの本を選んで持ってきてと言うと、お気に入りの本などは何度も何度も選んできます。「またこれ?」と思うこともありますが、それでOK!
イギリスで行われた研究結果で、同じ絵本を繰り返し読み聞かせをすると子どもは絵本に対する吸収力がよくなるというものがあります。
我が家でも毎日同じ本が続くこともあったし、暗記するほど読んだ本もたくさんあります。私も〝他にもいっぱい本あるんだけど…”と戸惑ったこともありますが、結果オーライ!問題なかったようです。
我が家の読み聞かせ・本の選び方
「読み聞かせを続けたら、国語とかが出来る子になる」と聞いていたので、生まれたら本を読もうと決めていました。私自身が読書習慣がないことと、本が読めると世界が広がるかなという思いもあったので、子どもには本の世界を知ってもらおうと思いました。
子どもが生まれる前に決めていたのは次の通りです。
- 毎日、読み聞かせをする
- 子どもが欲しがった本は購入する
子どもが欲しがった本は購入する
これは小さい頃から高校生まで続けました。大学生になってからは親元を離れているので自分で購入していると思われます。
本は雑誌でも、漫画でも、百科事典でも欲しがったものは購入しました。〝甘やかし”と思われるかもしれませんが、本はその1冊で子どもの世界を広げてくれるものだと思っています。子どもの世界を広げるために購入しました。
何でも欲しがるものを買い与えていたのは本だけです。おもちゃやお菓子など、本以外のものは欲しがっても欲しがった時に与えるということはしてきませんでした。図鑑を2~3冊とか持ってこられたり、万単位になるときは戸惑いましたが購入しました。
正直、2歳頃に自衛隊の戦闘機がたくさん載ってる雑誌を選んできたりした際などは〝いいのかな、止めたほうがいいのかな”などと思ったりしたことも、中学生くらいまでは時々ありました。でも全て買い与えました。結果は、興味を持ったことの知識が広がってよかったのではないかと思っています。
読み聞かせの本の選び方
赤ちゃんの間は私が読んであげたいな、これがいいかなと思うものを選んでいました。年齢に合うものと、少し年齢の高いものを合わせて選んでいました。たとえば、0歳であれば「大きめの絵で、はっきりした色、短めの言葉」などが選ぶ基準となりますが、【おむすびころりん】などの物語系も混ぜていました。
自分の意志を伝えてくるようになって1歳を超えてきた頃からは、図書館や本屋さんで
- 子どもが選んだ本や紙芝居
- 私が読ませたい・これ読んであげるといいかなと思った本や紙芝居
上記2つを基準に選んでいました。
ただ、これでは偏りが出ると思ったので、色んな世界に触れさせるため本の定期購読をしていました。毎月5千円もかかっていない定期購読でしたが、なんだかもったいないかなと思いつつも私や子どもが選ばないような本も届いたので小学校に入学するまで続けて購読しました。
毎月届くので、届いたときには「どんなの届いた?読んで!」と子どもも楽しみにしていました。1ヵ月に2冊(1冊は日本のおはなし、1冊は世界名作童話)取っていたので、これだけでは少ないですが与えられたものを読むのも楽しかったのでおすすめです。
以下に一つだけ世界の絵本を届けてくれるワールドライブラリーを紹介しておきます。税込・送料込で月々1,300円ならお得なので興味ある方は試してみてください。1歳からとなっているのですが、全然0歳でも私なら読ませたなぁという感じです。
月額1,300円(税・送料込)で、毎月世界の絵本をご家庭にお届けします。
我が家の読み聞かせ効果
子どもの言葉を発する時期には個人差があるとは思いますが、8か月で単語を話すようになり、1歳になる頃には120語以上の単語。「わんわん、きた」など2語文をいう言葉を話すようになると言われる1歳半には普通に会話をしていました。
小学生になった頃には、「楽しい文章を書くお子さんですね」と言われ、小学6年生のときに受けた入塾テストでは「国語がすごく出来るので私立を目指せます。国語の読解力と文章力がすごい」と言われました。
それは東大生になった今も健在なようで、東大教授から「こんな論文を書く学生を久しぶりに見た。どこか世界で発表するといい」と褒めていただいたそうです。
読み聞かせは、いつまでしたか
小学5年生になると寝る前の読み聞かせをしない日も増えてきました。4年生あたりまでは毎晩読んでいたと思います。
小学校高学年になると自分で本を読むこともあったので、寝る前の読み聞かせをしなくていいかなと思い始めました。1人で寝るようになったのも読まなくなったきっかけの一つかもしれません。
しかし、中学生・高校生の頃はあまり本を読んでいなかったように思いますが、大学に入ってからは又よく読んでいるようです。本がある生活を小さい頃からしてきたからか、読むのが速いです。単行本などは数時間あると読めるようです。
読み聞かせの結果
読んできてよかったと思うことはありますが、読み聞かせなんかしなけりゃよかったと思ったことは一度もありません。
語彙力・表現力などが豊かだった分、1歳の頃から自分の気持ちをはっきり言葉で伝えることのできる子でした。はっきり伝えてくれることで、こちらも理解できイライラすることも少なく、こちらがイライラしないので子どもも泣き叫ぶこともなく…といういいループなのではないでしょうか?
忙しい毎日、子どもに読み聞かせって数分でも大変ですが、子どもに本を読み聞かせを習慣化しようとしているうちに、親のほうも習慣化してきます。いい効果がいっぱいなので、試してみませんか?