母乳パッドの購入を考えると本当に必要なのか、どれがいいのか、どれくらい準備すればいいのか、いつからいるのか等、わからないことだらけですよね。
購入後も、意外に多いトラブルが『かゆい』『かぶれた』などの肌トラブルや、『必要なかった』『余った』など使い道に困るパターン。
筆者である助産師の私自身も、最初は母乳パッドを使ってましたが、ムレてかゆい等の理由から母乳パッドをほとんど使用せずに、今回ご紹介させていただく方法で乗り切りました。助産師として働いている施設でも、しょっちゅう患者さんへご案内させてもらっています。
この記事を読むと、母乳パッドでの肌トラブルに悩むことなく、使用しなかった母乳パッドの使い道に困ることなく、コストを抑えて清潔に漏れ出る母乳に対応できるようになります。
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母乳パッドって、どんなもの?
母乳の分泌が始まると、授乳しているとき以外にも、母乳が漏れてくることがあります。母乳が漏れ出るとブラジャーが汚れ、ブラジャーで吸収しきれない分は洋服まで母乳のシミを作ってしまいます。
そこで活躍するのが母乳パッドで、下着や服が母乳で汚れるのを防いでくれます。
布製や使い捨ての母乳パッドがあり、各々のメリット・デメリット、母乳パッドの使用時期、使い方や交換頻度、余ったときの使い道などについては、別の記事にまとめていますので、この記事も参考にどうぞ。
【助産師執筆】母乳パッド~必要?いつから?余ったら?~忙しい毎日も母乳パッドで自分の時間を確保!
布製や使い捨ての母乳パッドの購入を考えている場合は、売れ筋のランキング記事がありますので、こちらの記事を参考までに。
母乳パッドランキング30選~上手に活用し、家事負担を減らす!【助産師執筆】
母乳パッド代用品
母乳パッドの代用品として使用できるものには以下のものがあります。
- 生理用ナプキン
- ハンカチ
- タオル
- ティッシュ
母乳パッド代用品で最強おすすめ
答えは、ガーゼハンカチです。なぁ~んだ、くだらないと思われたかもしれません。
でも、考えてみてください。
出産に向けて、赤ちゃんのために必須のガーゼハンカチは、100%といっていいほど購入しますよね?赤ちゃんのお風呂、授乳時、吐き戻しの服汚れ防止時、離乳食始まっても…など出番が多く、長く使われるガーゼハンカチです。
そして赤ちゃんの肌に優しい!赤ちゃんのデリケートな肌に優しいということは、ママの肌にも断然優しいといえます。
赤ちゃんと共有で使用できるので、母乳パッドのように以下のデメリットが発生しません。
- 購入したが必要なかった
- 肌に合わず使えなかった
- 使用していたが余ってしまった
次のようなメリットがあります。
- 赤ちゃんにも良い素材で選ぶと通気性もよく、ムレにくく肌トラブルの原因になりにくい
- ママ&赤ちゃん、両方の肌に負担がかかりにくい
- 少しの汚れでも気にせず交換できるので、清潔が保てる
- 何度でも洗濯して使用でき、洗濯するたびにガーゼが柔らかくなる
使用方法
母乳パッドの代わりにガーゼハンカチを利用する場合、まず一度は水通しをしてから利用しましょう。
ガーゼハンカチに限らず、赤ちゃんの肌に触れる可能性のあるものは全て使用前に余分な成分を落とすための水通しが必要なので、分からない方は下記の記事も参考にしてください。
【助産師執筆】ベビー服の水通しって何?方法や注意点は?ポイント!
水通しされた清潔なガーゼハンカチを授乳ブラや授乳キャミなどのブラカップの中に折りたたんで入れるだけで完了!
注意点
- 汚れたまま放置すると菌が繁殖するので、汚れたら早めに交換
- 汚れていなくても、授乳時間の度に交換するのがオススメ
母乳で汚れたガーゼハンカチ
母乳はタンパク質などを含んでいるので、時間が経つと汚れが落ちにくくなります。タンパク質は雑菌を増やし、臭いやカビの原因にもなります。
可能であれば、汚れたらぬるま湯でサッと洗っておきましょう。重曹やアルカリ性洗剤も併せて使うとタンパク質汚れは落ちやすいです。
私の母乳パッド経験~母乳パッドからガーゼハンカチやタオルまで~
- 最初は使い捨て母乳パッドを利用していた
- 夏場だったこともあり、汗でムレ、かゆみもひどく、パッドが触れる乳首が痛かゆくで利用中止
- 自宅では、ガーゼハンカチやタオルを授乳ブラの中にINして使うようになる
- 外出時は使い捨て母乳パッドを使用したが、やはりムレやかゆみなどで肌トラブル。ガーゼハンカチをあて、その外側に念のため残っていた母乳パットを外出時のみ利用
結局、私にはガーゼハンカチが一番良かったです。肌トラブルがみるみる治まりました。上記の中にあるタオルも、肌触りや吸収力では抜群でした!ただ、タオルは洗濯が面倒。たくさん母乳を吸収してくれたタオルは、別に手洗いしてから洗濯していましたが、何度ゆすいでも母乳がタオルから出てくるので、手洗いが面倒すぎて利用するのをやめました。タオルが心地いい方は、ハンドタオルくらいにしておきましょう。
授乳ブラや授乳キャミについては、下記記事を参考にしていただけると選び方や売れ筋などがわかります。
マタニティ|授乳ブラ おすすめランキング13選~これでしっかり垂れ防止、型崩れを防ごう~【助産師執筆】
マタニティ|授乳キャミソール おすすめランキング~カップの有無で垂れ防止の方法は?【助産師執筆】
おすすめのガーゼ製品
ガーゼ製品にも色々ありますが、選び方の基本としては赤ちゃんに利用する前提として、素材や大きさを選んでOKです。赤ちゃんに優しいものは、ママにも優しいので、赤ちゃんベースで選びましょう。
赤ちゃんにおすすめのガーゼ製品を、ガーゼ製品選びのポイントからオススメのガーゼ製品までランキング形式でご紹介していますので、次の記事を参考にどうぞ。
赤ちゃんガーゼ製品ランキング19選【ガーゼハンカチ10選・沐浴布4選・バスタオル|おくるみ5選】ガーゼ製品選びのポイント【助産師執筆】